12月の定例勉強会は
・脳と身体の防衛反応について
・疾患の背景にある病態理解について
・反動のない施術の理論と実践
・実技 隔膜や関節のリリース
施術時の身体の使い方
セルフケア指導方法
などをシェアしました。
反応のない施術(無反動施術)は評価・施術ともに不可欠なものです。
・患者さんの抵抗を生まないので、セラピストの刺激を楽に伝えることができます。
・セラピストの手の感覚を研ぎ澄ましやすくなります。
・セラピストが力む必要がないので自身の体への負担が軽減されます。
私なりにその要素を分解すると下記の3つです。
①脱力
②整列
③浸透
①脱力
セラピストの接触部分の緊張を抜き、常に変化する患者さんの身体とのつながりを保ち続けます。
②整列
患者さんの重みに対して、セラピストの身体を骨格を積み上げるように位置させます。
それによって患者さんの重みをセラピストの接触部分から身体を通り、臀部や足部など床へ重みを逃すことができるようになります。
③浸透
床に逃した重みを、鏡のように患者さんに返すことで力を伝えます。
セラピストの自身の力はほぼ不要となります。
これができれば、相手の状態が分かりやすくなりますし、施術で力をつかって疲弊することがなくなります。
過去私はマイオセラピーを学んでいて押圧を頑張っていました。
結果親指の爪が半分剥がれかけるということを経験しています。
同じように施術の負担を気にされているセラピストの方は多いと感じています。
実際に
「セラピストとしてやっていけないと思ってたけど楽になりました」
などのお声をいただいたことがあります。
一生懸命なセラピストが報われる世界を作ることを私は目標の一つにしています。
2026年はより体験していただきやすい場を用意したいと思っています。

コメント