
様々な体調不良の裏側には、
様々な問題が潜んでいます。
その問題を見抜くことがセラピストの腕の見せ所ですよね!
今回ご紹介するのは、
相手の身体の癖を見抜く方法 〜呼吸について〜
です。
相手の身体の癖を見抜くことができれば、
それを潰すだけで症状からの回復が始まることもあります。
逆に、
様々な施術や、エクササイズを指導する前にこれを見逃していると、
例え効果的なものであったとしても、
本来の効果を得ることができない、
もしくはマイナスになってしまうこともあります。
ではどうするか?
色々な視点があるとは思いますが、
今回は呼吸についてです。
多くの人がマトモな呼吸ができていません。
呼吸は1日に2万回すると言われています。
2万回もカバーしているとかなりシンドいですよね。
そんな状態の人にエクササイズをやると・・・・。
ただでさえ、疲れてんのに効率がいいわけありません。
マトモな呼吸について話すと長くなるので、
とりあえず【腹式呼吸】としておきましょう。
胸を動かさず、
お腹を膨らますってやつです。
これをクライアントさんにやってもらうと、
代償するパターンが見えてきます。
具体的な癖の徴候とは
- 首や肩が痛くなったり
- 手指がワナワナしたり
- 太ももや尻が硬くなったり
- 腰が反ったり
マトモな呼吸を行う事ができないのを、
代わりの筋肉や関節でカバーしているんですね。
これは人によってかなり違いがあります。
ちなみに、
10月に参加した100キロウォーキングでは、
咳が止まらない状態からがスタートから60キロ地点まで続きました。
そのせいで、かなりのエネルギーを消費しました。
(ウォーキングでは初めて迷走神経反射を経験しました)
60キロ以降は咳が止まったので、
エネルギーを回復しながら歩くことが出来て、
余裕がでてきました。
このことからも、
呼吸がまともに出来ない状態というのは、
かなりキツいものだと身を持って体験できました。
僕は首から頭にかけて代償を働かせる癖があるようですね。
チェック方法
腹式呼吸をやってもらいながら、
相手の首や肩、手や足など全身を
目カッポジッてよく観察してみる。
以上です。
意外なところで代償する人もいますので、
注意して見守ってて下さいね。
動作においてもその癖は顔を出すこともありますので。
アプローチ
- 本人にその癖に気づいてもらうこと
- 呼吸に関与する組織の柔軟性を高めること
- 姿勢・動作においても代償を出さない負荷設定をする
本人に気づいてもらうだけで、
時間はかかりますがかなり変わることが多いんですよね〜。
その他の柔軟性向上や運動指導は各自工夫してやってみて下さい(笑)
色々施術や運動指導をする前に、
相手の呼吸がまずマトモな状態にあるのかどうか、
目をカッポジッてチェックしてみて下さいね。
奉身塾では、このような様々な代償を見抜くコツ、指導するコツも
体感を交えながらお伝えをしています。
奉身塾セラピスト講座体感セッション&説明会開催中です。
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それでは最後までお付き合いありがとうございました!