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ムチ打ち症例の見み方①

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むち打ちで痛みと頸部の可動域制限のため外出困難となった症例について
お話を進めていきます。

 

詳細はコチラから

むち打ち後自力外出困難となった症例が10回の介入で片道6時間の旅行に行けた件

 

前回の記事で痛みが出ている要因としたのは下記の6つでした。

①全身の過緊張(特に下肢)
②廃用による循環障害
③強い衝撃によるダメージ
④既往歴(評価中に再度聞くと思い出された)
⑤精神面
⑥生活習慣
今回は赤色の部分である①・②について書きます。

 

①全身の過緊張(特に下肢)について
むち打ちで頚椎捻挫がレントゲン上でも確認できる状態。
症状としても頚部痛があるので、
やはり頸部の緊張は亢進している状態でした。

でも、
頸部以外を見てみると、
四肢の筋緊張亢進も著明な状態でした。

 

当然、受傷時に頸部以外もダメージを受けたということもあるでしょうし、
そもそも僕のスタジオに来た時点で、
受傷後1年という長い間ずっと頚椎カラーをつけて生活されていました。
上下・左右に首を動かせず周囲の状況を確認し辛い状態、
動いてないので筋力低下も進み、歩くのもおぼつかない状況。
そんな中でも動こうと頑張っていたために全身の緊張は亢進しまくっていたんだと思います。

そんな色々緊張しまくっている状況で頸部周囲に施術だけしても、
残念ながらなにも変わらない状態が続くだけです。

どんな状態でも必ず
全身の過緊張状態をチェック・アプローチする!

が①での主張です。

 

その理由としては、
アナトミー・トレインなどで筋膜は全身繋がっていると言われるように、
全身の様々な場所はお互いに繋がり、関係しあっています。

実際、
この人も手指や下肢に触れるだけでその場で頸部が回旋できる反応を見せてくれました。
四肢の末端の緊張を緩和することで、頚椎などの背骨の動きが良くなることはとても多いのです。

 

今回は特に下肢のほうが反応が良かったために、
①全身の過緊張(特に下肢)
と書いたように下肢中心に緊張亢進が頸部症状を招いていると判断しました。

頸部の症状だからと評価する場所を勝手に絞らず、
全身評価して、どのような反応がでるか?
これを一人一人確認することが大事です。

 

続いて、
②廃用による循環障害について
痛み(慢性痛)は基本的に循環障害が背景にあります。
血が流れてないからやべーっていうサインなんですよね。
循環障害の改善が痛みの改善には大切な要素となります。

循環状態をよくするためには、
下記の2つの方法があります。

  1. 身体構造を柔軟にする
  2. 自律神経を副交換神経優位に導く

 

前述の通りこの症例さんは1年以上もの長い間、
動きにくい身体にムチ打って動こうとし、
全身の筋緊張は亢進しまくりの状態でした。
当然身体の構造(筋肉・筋膜・神経・血管など)はガチガチです。

そんな状態が長く続くと循環不全が起こります。
血流やリンパの流れが悪くなると、
筋肉の滑走や、筋膜の滑走性低下、
タンパク質を始めとする老廃物などの不要な物質が溜まってしまい、
さらに血流が悪くなります。
なので


組織間の滑走を改善して循環を良くすることは大切です。

 

自律神経については、
長く緊張状態にあるということは自律神経も交感神経優位に傾きます。
その結果血管は収縮して血流は更に悪くなります。
実際この症例さんでも交感神経優位な兆候はたくさんでてました。
顔面は紅潮し、四肢は冷感があり、
夜間頻尿で、痛み・痺れも常にあるなどなど状況でした。

こんな状態では副交感神経という治るモードなんて働けるもんじゃありません。

具体的な姿勢から運動連鎖がとか、筋肉が関節が・・・
という具体的な所見も大切ですが、

自律神経の機能はどうなっているのか?
という抽象度の高い視点でもみること。

 

運動連鎖だけで考えると矛盾がでてしまうことがよくあって、
行き詰まってしまいますから、
視点を変えることがポイントになるんじゃないかなと思っています。

副交感神経を優位にする方法はテクニックとしても色々ありますよね。

太陽神経叢への施術などの部分へのアプローチであったり、
呼吸などの運動を用いたアプローチなど。
僕はこれらよりも大切にしていることは、
セラピスト自身の身体の使い方です。
自分が緊張していては、相手もリラックスすることはできません。
自分の身体コントロールができると、
余計な緊張を相手に感じさせず安心してもらえます。
ゴリゴリやる施術とはぜんぜん違う反応がでますので、

自身が緊張しないように相手に触れてみると反応がでるかもしれませんね。

 

残りの4つはまた後日に!

  • 2020 01.19
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